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東京<荒木町> 2016 [日本の町散歩(関東)]

東京はその茫漠とした平野の谷間に、様々な個性を持った魅力的な街々を、幾つも幾つも隠しているが、荒木町もそんな街のひとつである。駅で言うと丸ノ内線の四谷三丁目と、都営新宿線の曙橋との間に挟まれた一帯であり、地形的には、すり鉢状の窪地になっている。そのすり鉢の底にあった池の周りにその昔、茶店が立ち並び、芸者や風流人らが集ったことが街の起こりだというが、その花街としての歴史は、戦争をはさんで昭和40年代まで連綿と続いていたらしい。だがその後、さびれた。
いま、荒木町は飲み屋街として再び脚光を集めている。街のそこかしこに、花街だった時代の色香が残っているのが面白い。集まっている店や人も、どれもひと癖ありそうなのばかりで、いまも呑み助にはたまらない街である。そして、すり鉢の底の池も、まだある。ずいぶん小さくなったとはいうが、いまもマンションやネオンに囲まれてひっそりとその水面を揺らしている。

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