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今庄 2018 [日本の町散歩(中部)]

今年は何度か福井方面に足を運んでいるが、その度に北陸線の車窓から見て気になっていた町があった。それが、北陸トンネルを抜けてまもなく左手車窓に現れる、今庄である。長いトンネルを抜けてきた後だからなのか、どうもこの町だけがセピア色に見える。いや、なんだか白昼夢のような、現実離れした場所のようにも見えたのだ。
越前の南端に位置し、北国街道の宿場町として栄えたというこの町に、今日は降り立ってみた。そして、驚いた。街道筋の町並みが圧巻なのは言うまでもない。飾られもせず、護られもせず、ましては作り物なんかではない本物の町並みが、ただ色褪せてそこに続いている。それだけではない。少し裏手へと足を踏み入れれば、これが現代の風景だろうかと目を疑うような路地や抜け道が、こんどは色鮮やかに、続いているのだ。これは掘り出し物だと思った。こんな山かげに、よくぞこんな魅力的な町が隠れていたものだと思う。・・・そんな私の興奮もどこ吹く風。今庄の町は、人々から忘れられるがままに、今日も眠りこけている。

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