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伊予大洲 2017 [日本の町散歩(中国・四国)]

内子がまだ観光地として無名だった頃、南予地方で古い町並みといえば大洲であった。その町並みを生かし連続TV小説「おはなはん」の撮影が行われた、等と今もガイドブックなどに紹介されているが、しかし調べてみると「おはなはん」なるドラマの放映は1966年と、えらく前である。その後今に至るまでほかのトピックがないほど、大洲の町はこんこんと眠っていたのだろう。
実際に来てみても、この大洲に吹いているのは、時流の浮沈にわれ関せずという、悠揚たる無頼の風であるようだ。今ふうの店はまず見当たらないし、他地域からの人の流入も少なそうだ。大洲で生まれ育った大洲のオッサンが、今日も変わらず自転車に乗り、古びた通りをゆっくり横切ってゆく。そんな町だからこそ、鵜飼い、芋焚きといった伝統が今に生きているのだろう。
極めつけは、大洲城天守の復元。2004年に、竣工当時の工法を忠実に再現して再建された天守閣は、さすがの風格を見せつける。浮ついた町並み保存や小手先だけの転入者誘致なんぞにカネを使うよりも、ドカンと大きなことをひとつやるという姿勢がまことに面白い。

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