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備中高梁 2015 [日本の町散歩(中国・四国)]

備中高梁は、中国山地の山間にある由緒正しく美しい城下町である。古くは松山と呼ばれ、その中心となった備中松山城は現役の天守を持つ城としては最も高い位置にあり、いまも日本三大山城のひとつに数えられている。
それにしても、この城下町の清々しい空気はどうであろうか。緑に囲まれた盆地は、深山幽谷といっていいほど彫り深く、その中央を、高梁川の渓流が川岸を洗わんばかりに音をたてて流れている。夜明けごろ、町には決まって霧が立ち込め、しだいにそれが晴れてくるにつれて、朝露に濡れてしっとりした城下町の家並みが現れ出る。それは堂々として、決して小さな町ではないのに、同時に、主張しすぎない謙虚さを感じさせ、まことに好ましい。
この町の造成を担当したのは、文化人、芸術家としても名高いあの小堀遠州(小堀政一)であるというが、その美意識が、いまに至るまで受け継がれているのではないかとさえも、思ってしまう。

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