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パリ 2014 (6) 番外編~パリのメトロ、駅、電車 [ヨーロッパの町紀行]

パリでもやっぱり、鉄道が気になってしまう私。当然、地下鉄や電車は、街歩きの合間合間の交通手段のひとつなわけであるが、ただの手段としてだけでなく、そこにもパリらしさ、パリならではの匂いが嗅ぎとれるとなればより一層、私はそちらに寄り道をしてしまうのである。
とくにパリのメトロは独特の乗り物である。日本でいう「地下鉄」よりもはるかに身近であり、はるかに街に溶け込んでいる。何よりもパリのメトロ網は、東京の鉄道網よりもはるかに細かい。駅間距離も短く、小さな車体でちょこまかと走る。パリの通りを少し歩くだけで、すぐにあちらにもこちらにも、メトロへの降り口があるのに気付くだろう。その階段を少し降りればもうそこはメトロのプラットフォームである。各駅ごとに独自の意匠があり、美意識があるメトロの駅めぐりは、もうそれだけでひとつのパリ体験なのだ。
本稿では、パリ旅の番外編として、こうしたメトロの表情を皮切りに、パリ市内に6つある大きな鉄道ターミナル駅をめぐったり、また普段ガイドブックなどにあまり取り上げられることのない、郊外電車に乗ってみたりした際の写真を掲載する。

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<点描 ~パリのメトロ>

・3号線ガンベッタ駅

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・4号線 シャトレ駅

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・8号線、11号線レピュブリック駅

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11号線の電車。


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11号線車内。


・10号線モベール・ミュチュアリテ駅

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・3号線 レオミュール・セバストポル駅

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工事中で素掘りの壁が剥き出し


・4号線 シテ駅
パリで最も古い街、シテ島の真ん中にあるこの駅は、ホームから地上への階段のつくりが面白い。まるで地下の古代遺跡にでも降りてゆくかのようだ。
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・8号線グラン・ブールヴァール駅
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・14号線 シャトレ駅
14号線は1998年開業の最新路線で無人運転のハイテク・メトロ。駅の方も近未来的な雰囲気をアピールしている。

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・4号線 サンジェルマン・デ・プレ駅
左岸文化の中心地、サンジェルマンのメトロ駅はさすがに凝っている。左岸にゆかりのある文化人たちの名言やその著作中の一節を、天井のあちこちに映写している。さすがのセンスである。

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・10号線 クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅
フランスきっての名門大学、ソルボンヌ大学のおひざ元であり、カルチェ・ラタンの真ん中にある駅。クリュニー美術館の最寄り駅でもあるからかこの駅の天井には独特のタイル模様が制作されており、興味深い。

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さすが学問の街の地下には哲学者が住んでいる。


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・12号線 アベス駅
モンマルトルの中心地、アベス広場の地下にある駅。

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・地上を走るメトロ

メトロは市街周縁やセーヌを渡る部分など、いくつか地上を走る部分がある。とくに環状をなして走る2号線と6号線はかなりの部分が高架線となっていて、パリ市街地を右に左にカーブしながら縫って走る様子は乗っていても見ていても楽しい。

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6号線コルヴィサール駅。


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6号線は二度セーヌを渡る。これはケ・ドゥ・ラ・ガール駅とベルシー駅の間。


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同上。



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<パリの鉄道ターミナル駅探訪>

パリには市街周縁部に6つの大きな鉄道ターミナルがあることはよく知られている。フランス国内やヨーロッパの各地へ向かう列車は、行き先によってターミナルが異なり、たとえば北駅はそのフランス北部のノルマンディーやベルギー、オランダ方面、そしてロンドン行きの列車が発着し、リヨン駅はその名の通り、リヨンなどのフランス南東部やイタリア方面行きの列車が発着する。私はパリ滞在中、時間を工面してそのすべての駅をめぐってみた。東駅から順に、反時計まわりに見て行きたい。

・東駅
ストラスブールなどフランス東部へ向かう列車やドイツ方面への国際列車が発着する。つまり東方面へ向かう列車が発着するから東駅なのであって、パリの東地域にあるわけではない。元は、ストラスブール行きの列車が発着するのでストラスブール駅と呼ばれていたそうだ。

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歴史あるファサードだが重厚ではなく、むしろこざっぱりした雰囲気


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東方面へ向かうTGVも発着している。


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近郊線(トランシリアン)のホームもある。


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近郊線(トランシリアン)の最新鋭Z50000形が並ぶ。


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・北駅
北駅にはフランス北部へ向かう列車のほか、ベルギー、オランダなどへ向かうタリス等の国際列車や、イギリス行きのユーロスターも発着する。郊外電車RERが行き交う地下ホームもあり、非常に規模の大きな駅である。

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壮大な正面ファサード。


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のちに追加された両翼部分はガラス張り。


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黄色いユーロスターが見える。


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・サン・ラザール駅
モネの名画「サンラザール駅」でご存じの方も多いだろう。フランス北部へ向かう列車の一部が発着するが、長距離列車の発着はいまは少なく、近郊列車(トランシリアン)が運行の中心となっている点で、やや寂しい感じのする駅である。

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堂々たる偉容を誇る。


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改修された駅舎内部。


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長距離列車用ホームはややがらんとした印象。


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近郊列車用ホームは賑やか。


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サンラザール駅を発着する近郊列車は、Z6400形など旧型が多い。


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近郊列車には機関車によるプッシュプル列車も多い。


・モンパルナス駅
東駅やリヨン駅は東やリヨンへ向かう列車が発着するからそういう駅名であった。しかしモンパルナス駅は、モンパルナスにあるからモンパルナス駅なのである。1970年頃に少し移転があったため、パリのターミナル駅の中では異色の近代的な風貌を持つ。西部や南西部行きの列車が発着する。

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近郊列車の向こうに大西洋線TGVが並ぶ。


  ◎夕方ラッシュ時のモンパルナス駅◎
  
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モンパルナス駅も近郊列車(トランシリアン)の発着があり、地下鉄駅から
の人波は近郊列車ホームへと流れてゆく。


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自分が乗る列車の発着番線をチェックする乗客。
発車数分前にならないと表示されないので常に人だかりができる。


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自分の乗る列車へ急ぐ乗客たち。


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二階建てのZ5600形が並ぶ。


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60年代生まれの古参Z5300形もまだ走っている!


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到着した上り列車からもどっと人が降りてくる。


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人波はいつまでも途切れない。二階建て車両の収容力はすごい。



・オーステルリッツ駅
フランス南西部へ向かう列車の発着駅だったが、最近はほとんどモンパルナス駅発着のTGVに置き換えられた為、長距離列車は少なくやや地味な駅となったが、スペイン方面への国際列車は今もここから発着するし、地下には郊外電車RERのホームもある。

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セーヌ川に面して建つ駅舎の偉容。
右端でメトロ車両が高架で入り込んでいるのが分かるだろうか。


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オーステルリッツ駅を横に貫通・横断するメトロ5号線。


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現在、オーステルリッツ駅はTGV発着に備えて改築中。
完成の暁には華やかさを増すだろう。


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改装中のコンコース。


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かつてプラットフォームと線路が並んでいたがそれらをセットバックし
売店などが増えた。


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オーステルリッツ駅の空中を堂々と横に貫通するメトロ5号線。


・リヨン駅
リヨン方面へ向かうからリヨン駅、である。堂々たる時計塔を持ち、TGV南東線もひっきりなしに発着する活気あふれる駅で、地下にはRERの発着もある。駅舎の1F、ホーム側にはベル・エポック調の装飾で有名なレストラン「ル・トラン・ブルー」があり、観光客にも人気のある駅である。

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レストラン「ル・トラン・ブルー」


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・ベルシー駅
さて、先に「パリには6つのターミナル駅がある」と書いたが、このベルシー駅は知られざる7つ目のターミナル駅である。リヨン駅のすぐそばに存在し、リヨン駅から出発した線路とすぐに合流してしまうので、実際にはリヨン駅の子分のような存在であるが、小規模ながらの独立した駅舎とホーム群をもち、カートレインのメイン発着駅であるなど、リヨン駅とは異なる特性も持っている。

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オートトラン(カートレイン)の乗り込み口。


・ダンフェール・ロシュロー駅
さて、パリのターミナル駅といいながら、なぜ郊外電車であるRER-B線のこの途中駅を取り上げるのかをいぶかしむ人もいるだろうが、この駅も、かつてはパリ南郊のソーへ向かう鉄道の、立派なターミナル駅だったのである。いまは市内中心部へ地下線がつながり、単なる途中駅になってしまっているけれど、ダンフェール・ロシュローにはおかげで瀟洒な駅舎が今でも残っている。東京でいう両国駅のようだ。

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現在のホームの左にある空き地が、当時の頭端式のプラットフォーム跡。
つい最近まで車両留置線として名残を留めていたそうだ。



ダンフェール・ロシュロー駅のように元はターミナル駅だったものが、現在では途中駅となりターミナル機能を失った例としては、ほかにアンヴァリッド駅(現在はRER-Cの地下駅)やオルセー駅(現在はRER-C線のミュゼ・ド・オルセー駅)も挙げられるかもしれない。オルセー駅の駅舎は現在、有名なオルセー美術館としてそのまま転用されていることは有名だが、そのオルセー駅の来歴はなかなか複雑である。

また、これらのほか、パリには独立したターミナル駅としてはヴァンセンヌ方面へ向かう列車が発着したバスティーユ駅があったという。その名のとおりバスティーユ広場に面して堂々たる駅舎を構えていたそうだが、ヴァンセンヌ方面からは1969年に別ルートで市中心部へ入る地下線が建設され(現在のRER-A線)たことから廃止され、駅舎も1984年に取り壊された。現在跡地はバスティーユ・オペラが建設されている。

これらパリ市内のあちこちに散らばっていたターミナル駅を連絡する役割を担って作られたのが、前項「(5)メニルモンタン」の最後で取り上げたプチ・サンチュールであったという。

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<郊外電車に乗って>
パリは大都市である。大都市には、市内中心部を走る電車のみならず、たいてい郊外電車というものがある。その地域に住んでいる人にしか知られない、地味な存在であるだろうが、大都市近郊で生まれ育った私はこの郊外電車というものが好きである。
パリにももちろん郊外電車が何本もある。まず、RERと言われる路線がAからEまで5本あり、それぞれ市内を貫通して両方向に伸びており、末端のほうで数本の支線に枝分かれしている。このほか、前述の各ターミナルを発着する国鉄運営の郊外電車も多数あり、これらは長年、単に「バンリュー(郊外、郊外電車の意)」と呼ばれていたが、近年「トランシリアン」と共通名称が付けられて定着してきている。

・RER-B線
旅行者がまずお世話になるのはこの路線かもしれない。シャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港へのアクセスも担う

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シャルル・ド・ゴールのRER駅。


さて、市内ダンフェール・ロシュロー駅のひとつ北が、ポール・ロワイヤル駅。基本的には地下駅だが、駅部分だけ開口した掘割となっており、掘割の上に駅舎がある。なんとなく東京の四ツ谷駅や神泉駅を思い出させるつくりだ。今回はここから市中心部へ少しだけ乗車する。

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リニューアルされたMI-79系の車内。色合いがいかにもパリ風。


RER各線が集まるターミナル駅「シャトレ=レ・アル駅」で降り、今度はRER-A線に乗ってみよう。

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現在のA線の主力はこの2階建て車両、MI-2N系。


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かつての主力、MS-61系がまだまだ健在。
日本の昭和40年代製電車とも似た匂いのするこの電車が私は好き。


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・トランシリアン(サンラザール駅発着)

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・トランシリアン 線

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さて、この電車に乗って、郊外の小さな町へと出かけよう!
→ 「モレ・シュル・ロワン 2014」に続く。。。

撮影 2014年5月
本文 2016年4月



































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