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遠州森 2014 [日本の町散歩(中部)]

天竜浜名湖鉄道は浜名湖の北岸に沿いながら、小さな列車が林や田園をめぐって走る、旅情あるローカル線。これに乗っていると途中「遠州森」という、なんとも魅力的な響きの小さな駅がある。町の名前は「森」なのだが、それだけでは町の名前としてはいささか寂しいのか、「遠州」を冠して呼ばれることも多い。太田川が山あいから出て来る小さな扇状地に、縄文の頃から昔から開けていた町。戦国時代は小さな城下町であり、近世以後は秋葉街道の宿場町となった。古着を始め物資が集まり栄えた時代もあったが、近代以降は東海道の発展からも外れ、いまは訪れる旅人も少ない静かな町である。歩いてみると、そんな悠久の時をじっと耐えてきたこの町の、時代の流れなどどこ吹く風といった矜持が感じられた。

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遠州森の街は、南にある天宮の集落と、北にある城下の集落との二つにはっきり分かれており、二つの集落の間は500メートルほど離れている。天宮のほうは宿場町で、城下のほうはその名のとおり城下町であったといい、隣接しているとはいえ町のつくりや雰囲気も、少し異なっているのが面白い。

まずは天宮の町のほうを散策してみる。

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いかにも旧街道の道筋であるが、途中で90度折れ曲がり、」の形となっているのが面白い。

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森の裏道の風情もなかなかのものである。

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町の中心にあるバスターミナル。かつてここは袋井からの電車の終着駅であった。
私鉄が延びてきていたということは、町にそれだけ権威と財力があったということだ。
静岡鉄道秋葉線。1962年廃止。


バスターミナルの辺りから北側は新町と呼ぶ。

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バスターミナル付近には旅館風の建物の廃墟もあり、
かつて終着駅だったことを偲ばせる。


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天宮地区の外れ、北西の山裾の蓮華寺に隣接して立派な建物が残されている。これが明治18年建築、周智郡の旧役場であるという。

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元はもっと中心近くにあったという、この堂々たる役場の建物を見ていると
森がこの地域一円の中心地であったことが偲ばれるのである。


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さて、元の街道筋に戻ろう。
新町の道筋を北へ北へ歩いて行くと、1キロ弱のところでいったん家並みが途切れ、田園となる。
しかし、さらに北へ500メートルほど歩くと、再び家並みが始まる。
これが城下の街並みである。
天宮のほうに比べて商店も少なく、静かな集落である。

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城下の表通りでは、両サイドの家屋の敷地が道路面に対して斜めになっていて、
遠目から見るとノコギリの刃のようだ。戦国時代、敵が来襲した際など、
家屋の影に身を隠して迎撃できるようにしたものだそうだ。


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城下の路地裏には、天宮以上に魅力的な場所があった。



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さて、天宮地区へと戻ってきた。

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西のはずれにある、遠州森駅への道筋。かつてはこの通りも賑わったようだ。

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天竜浜名湖鉄道、遠州森駅。かつては旧国名を付けて「遠江森(とおとうみ・もり)」といった。味のある駅舎のたたずまいである。

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なお、向かって左側が駅舎。真ん中の小さな建物は
景観に配慮して造られた電話ボックス、そして右の建物はトイレ(笑)である。


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夕暮れ前のプラットフォームは、高校生たちでいっぱい。

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撮影 2014年11月
本文 2015年4月

















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