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大阪(帝塚山) 2008 [日本の町散歩(近畿)]

大阪市南郊に位置する街、帝塚山(てづかやま)は、お屋敷街として有名な場所であった。阪神間の西宮、芦屋、御影等の高級住宅地よりも歴史は古く、明治後期から大正時代にかけて開発されたというだけあって、財界人というよりも、士族の末裔のようなもの静かな人々が、下町の喧騒を離れ静かに暮らす街だったのだろう。
1980年代、路面電車の停留所の前に、ミューズコートというモスグリーンのタイルに囲まれた、迷路のような複合施設ができた。それをきっかけに、帝塚山はおしゃれタウンとして注目され、ファッション誌などにも取り上げられるようになった。街には洒落たブティックやバーがポツポツでき、大人カップルの夜の散歩道となった。

いまの帝塚山は、かつて「高級住宅地だった」「おしゃれタウンだった」と、過去形でしか語ることのできないような、変哲のない街になってしまっている。お屋敷を相続できなくなった旧家の人々は郊外へ移住し、その跡地はマンションやアパート群、駐車場になってしまった。帝塚山のランドマークであったミューズコートも取り壊され、いまや目も当てられない安っぽいアパートに変わった。
本稿は、ミューズコートが取り壊されると聞いて2008年夏、あわてて撮影に行った際の記録である。

つぶさに見れば今もわずかに蔵や旧家が点在し、街を貫いて走る路面電車の行き交う姿は変わらない。いまも街にはどこかおっとりとして、静かで穏やかな風が吹いている。

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以上、帝塚山ミューズコートの最後の姿。
フランス料理店やクラシック音楽専門のバー、ブティックなどが入居しており、
大人になれば是非女の子を連れて行こうと、中学生の時分から憧れていたビルだった。
だが、大人になっても、結局ここへお客として来ることは無かった。


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万代池とその周辺の公園は、帝塚山住民の憩いの場である。


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蔵を改造してできたジャズ喫茶「ポイント」は、いまも変わらず営業中。

帝塚山がおしゃれタウンとして人気だった80年代にオープンした。


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撮影:2008年8月
本文:2014年8月

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