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郊外から。 ~(1)大阪近郊 [日本の町散歩(近畿)]

都市郊外という場所に、強く惹かれた時期があった。

人間が、土地を蹂躙し、破壊し、収奪し、
しかしそれでも何ものにもなれない、弛緩した場所。
名前のない土地。
顔のない土地。
宙ぶらりんな場所。
通過するだけの場所。

そこで、人は嘆き、さまよい、幸せの幻想を夢見る。
そこからはもはや何も生まれえないことを
うすうすはかんづきながら。

そんな生もある。

20代の終わりごろ、
やはり宙ぶらりんだった私には
そこはとても居心地がよく、
そしてなぜか、とても美しい場所に見えた。


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大阪府吹田市古江台


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大阪府吹田市古江台


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大阪府大阪狭山市東池尻


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大阪府堺市陶器北


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大阪府堺市東山


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東大阪市西鴻池町


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東大阪市鴻池徳庵町


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東大阪市鴻池徳庵町


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大阪市東淀川区(赤川鉄橋)


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兵庫県川西市大和西


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大阪府大阪狭山市狭山


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大阪府大阪狭山市東野西


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大阪府堺市南区晴美台


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大阪府堺市東区南野田


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大阪府大阪狭山市池ノ原



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大阪府河内長野市小山田



私は、幼少期を大阪の南郊地域で過ごした。
そこは、今考えると決して環境のよいところではなかった。
工場地帯のばい煙で空はいつも薄黒く、道路にはダンプカーが行き交い、川はヘドロで粘り、もはや流れているかどうかも分からない有様だった。

しかし、子供の私には、そこはワンダーランドだった。
空地の金網をやぶり、キリギリスを追った。
宅地造成中の作業員の目をごまかして、秘密基地を作った。
神社のさい銭をちょろまかして、アイスクリームを買った。

ヘドロの川にそって、どこまでも自転車を駆った。
さかのぼったり、河口にむかったり、日が暮れるまで家に帰らなかった。
河口まで行くと、工場地帯の煙突が怖かった。
夕闇にまみれ、もう生きて帰れないと思ったそのとき、
下り電車が、河口の鉄橋をガランガランと通過していった。
夕方の帰宅客を満載したその電車は、とてもキラキラして見えた。

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大阪市住之江区(阪堺大橋)


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大阪市西淀川区西島


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兵庫県尼崎市戸ノ内


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大阪市此花区伝法


撮影:2005年4月~2008年5月>
本文:2010年8月

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